家の鍵を失くした

まとめ

  • 失ったもの:家の鍵
  • 得たもの:エントランスと玄関をリモート解錠できる仕組みとAirTag

経緯

大事なものは割と失くさない方。ケータイも財布も鍵も失くしたことがなかった。普段カバンを持たずに外出することもあり、持ち物は最小限にしたい派。スマホと、家の鍵を収納した薄い財布の二点が基本セット。財布は玄関にある棚にいつも置いていた。

ある日、家の鍵がいつもの棚に無かった(財布はそこにあった)。アウターのポケットにも無くて、家の中をひっくり返す勢いで掃除もしてみたけど見つからなかった。冷静になって最後に外出→帰宅した行動を思い出すと、エントランスから家の中のどこかで失くした可能性が最も高いようだった。その後3日経ったが見つからず、持ち合わせていた希望もすっかりしぼんでしまった。家から出れない間の食事はウーバーイーツなどで済ませた。これは平常運転なので別に問題は無かったが、外出する用事が発生して困ってしまった。

管理会社に電話してみると、鍵はディンプルというタイプで、鍵交換費用はやや割高に感じた。困っているなら合鍵を作るけど、それよりスペアも一本渡したことになっておりますがと言われ、スペアがあるのは賢いなと素直に思った(このときまで存在を認知していなかった)。スペアは家の中のありそうな場所にちゃんとあったので、とりあえずこれで外出したあと家まで到達できるようになった。合鍵を手配することもできると案内されたが、回収がだるいで一旦別の方法でしのぐことにした。

その後

物事に絶対はないので、今回の教訓を活かし、鍵を失くすリスクを低減させることにした。まずAirTagを買ってキーチェーンに埋め込み、鍵を装着した。AirTagは探索モードになると思ったより良い精度で探せるので、例えばアウターのポケットに置き去りにされた場合も最短で探し当てることができた。便利。AirTagは2個購入して、もう一個は普段使うリュックに入れておいた。

依然として失くした鍵は見つかっていない。ただ鍵からそれに合致する建物と部屋を特定するのはかなり困難なはずなので、悪意ある人物が自宅に侵入するリスクは低いように思えた。ただ万が一侵入された場合にそれは認識したい。「普段とは異なる環境からのログインを検知しました」みたいなやつ。これを実装するために、玄関にスマートロックを導入してみた。スマートロックって高いイメージがあったのだがSwtichBotのものは8000円以下で売っており、深く比較検討せずに買うことができた。まあちゃんと動く。マニュアル解錠時にプッシュ通知を届ける設定にしてある。最高なのがオートロック機能で、設定した秒数間Unlocked状態が経過すると自動で施錠することができる。これにより、玄関を開けて鍵を締めずにそのままエントランスに向かうことができるようになった。時間にするとほんの数秒ぐらいの節約ではあるが、ストレスが軽減されたように感じる。イマイチなところは位置情報をトリガーにできないところと、iOSのショートカットアクションとしてなぜかロックしかないところ。

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SwitchBot Hub Miniも設置したことで、外からインターネット経由で玄関を解錠できるようになった。ただし、エントランスの鍵は別途突破しなければならない。ネットでぐぐってみるとインターホンにSwitchBotを設置してみた記事がたくさんヒットする。これを参考にして実装すると、物理の鍵を持っていなくても家まで到達できることを確認した。ただ、エントランスのロックを突破するには、エントランスから自分の部屋のインターホンを起動してから通話ボタンと解錠ボタンを押さなければならない。普段は物理の鍵を取り出して使うほうが楽なのでそうしている。