Tokyo 7th シスターズ 4th Anniversary Live -FES!! AND YOUR LIGHT- in Makuhari Messe に参加した

できる限り時系列順で書きたいことを書いた。

武道館公演からまだ日が浅い中での 4th Anniversary Live だった。武道館公演がいかにイレギュラーなものだったかが分かる。2次先行でなんとか当選して結果的には両日参加できたが、両日とも抽選倍率は結構高かったようでコンテンツの人気を感じる。会場は幕張メッセイベントホールで、海浜幕張に行くのはもうやめたいって口では毎回言うのだが完全に口だけである。

今回の Anniversary Live は他のそれとは性質が違うということは、事前に読んだ茂木監督のインタビューから想像できていた。高速に英文が繰り出されるオープニング映像はナナシスのライブで特徴的といえるが、今回は文字列すら無い映像が流れた。この時点で「いつもの」ナナシスライブではないことをほとんど理解した。

今回は 2 days で出演者が変わり、セブンスシスターズは初日だけだった。セブンスシスターズが出演する過去のライブでは、オープニングの直後セブンスの強烈な音楽に繋がることが定番だったが、オープニングをその前提で作ってしまうとセブンスがいない2日目に困るためそれは無いと踏んでいたが正解だった。ただ1曲目が MELODY IN THE POCKET というのは正直心の準備ができていなかった。この曲は明らかに武道館公演のオープニングがもとになっていて (どちらが先かは分からないけど)、音程の振れ幅は大きくないがメロディーから力強さを感じられて心に響く曲だと思う。作曲もできる SATSUKI-UPDATE はやはり天才だった。ジャケットの各メンバーの自信に溢れた顔を見ているだけで目が熱くなる。その後シームレスに STAY☆GOLD が続いたのも一瞬理解が追いつかなかった。やっとまともに振りを眺められるようになってきて、「誰かの足でじゃないから」の部分の振りが本当に可愛くて好きってことが分かった。2曲が終わった段階で、すでに武道館のメモリアルライブとは対照的なセットリストだといえたのではないだろうか。正直感動が始まる前に去ったようにこの2曲が終わってしまい、自分の中で昇華できなかったというもったいなさが残ってしまった。それはそれとして、スリーセブンの衣装は今までで一番良かったんじゃないか。オタクなので直球に弱い。

それから1日目では Cocoro Magical があり、2日目では Snow in “I love you” に変わっていた。自分もスノーインの大ファンの1人なのだが、3rd ライブで一度見せられていた、Cocoro Magical の代わりにスノーインが来る可能性を全く考慮できていなかった。ので、生バンドによるイントロだけで即死してしまった。秋でももちろん聞きたい Snow in “I love you”。

今回のライブではトロッコがあり、全体を通してトロッコがかなり使われていた。客からすれば演者が近くに来てくれて嬉しいのだろうが、自分の頭の中では、トロッコを使うことで通しで振りをする必要がなくなり、全体練習の時間が取りにくくなってきたことへの対策になっているなというようなことを考えてしまっていた。そのため、振りを見たいオタクとしてはやや複雑であった (トロッコから遠い座席だったのもあった)。また、ユニットとユニットの交代では、”Next Artist” の文字がディスプレイに映され次の演者の登場まで時間を稼ぐ「フェス」によくあるやつがあった。今回のライブのタイトルに入っていた “Fes” はまさにそのフェスのことだった。各ユニットで MC という MC がほとんど無かったのはナナシスライブではいつものことだけど、ただ2日目でサンボンリボンの MC が時間切れになったのはかなり惜しかった。

秋にも聞きたいウィッチの SAKURA。ステージで披露するのは星屑☆シーカーのほうだと思っていた。しかしよく考えてみれば衣装は完全に SAKURA 寄りだった。衣装は明らかに満点だった。星屑☆シーカーを期待してたのは振りを注視したかったからで、特に「つまるとこ愛かもね」のところ。しかし SAKURA はいつ聴いても最高で、自分の中では芸術枠になっている。振りコピしている場合ではなくて、指先まで使った全身による表現を注意して確認すべきなのだ。

4U、相変わらず自由で、あのパフォーマンスの上に面白いというのは実際かなり飛び抜けてる。自分は Hello… my friend のオタクなので2日目のワンチャンに賭けていたのだが報われることはなかった。そういえば2日間を通して青空 Emotion が選ばれなかったのはなんでなんだろう。吉岡茉祐さんが遠慮した結果なのかとも思うが、タイトルが 777☆SISTERS と相性がいいので個人的には選ばれてほしかった。

武道館では披露されなかった H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!! が1日目だけとはいえあったのはかなり嬉しかったし、落ちサビをソロで歌う篠田みなみさんが清々しく晴れた笑顔だったのを見て、このフェスをただただ楽しんでほしいということがよく伝わってきて一番感動した。2日目は代わりに僕らは青空になるになっていて、青空→フンバレの流れはもはや自然過ぎて、ライブ中では2曲揃って1曲のように感じられて一瞬だった。フンバレで最後にメインステージに戻ってバトンを繋げる振りでは、2日目に欠席だった大西沙織さんの分の「溜め」があったように見えて感動した。中島唯さんは相変わらずめっちゃ踏ん張ってた。1番2番のサビ、トロッコでバトンを繋げていたときは多少のぐだりが見えて逆にまた良かった。

自分の中でナナシスライブといえば、前半でわくわくして中盤で盛り上がり後半でエモくなって死ぬという感じなのだが、今回の構成は特別エモを高めていくものではなかったと思う。最後の曲だったスタートラインを歌う前に、「小学生の頃に行ったお祭りのような、そんなライブであったら嬉しい」という言葉があった通り、感動より純粋な楽しさを追求した結果なのだと解釈した。実際楽しかった。最後の曲がスタートラインというのはメッセージ性がある。でも Le☆S☆Ca の MC といいああいうのは本当に心臓に良くない。

全体を通して、楽しい「フェス」だったという感想。次のライブが発表されなかったのは不安ではあるが、メインストーリーが展開されていくとのことなのできっと次はあるだろう…。まだまだナナシスのパフォーマンスとその成長を見ていたい。ところで、オ・モ・イ アプローチは今回も確認失敗した。3rd ライブの日曜昼公演を逃した怠慢の罪は大きい…。スリーセブンの中のユニットはライブ映えする選曲をしがちなので、そろそろオ・モ・イ アプローチとか PRISM♪RISM とかたいくつりぼんとか聴きたいですね。