YAPC::Hiroshima 2024に行った

去年たまたまyusukebeさんfujiwaraさんとビールを飲む機会があり、そこでYAPCの話になった。YAPC行ったこと無いし、なんならPerl一行も書いたことないんですよね~と僕は言ったんだけど、大丈夫楽しいからぜひ来てよと言われて、それを真に受けた僕はその場でチケットを買った。所属企業がスポンサーをしていたのは後から知って、蓋を開けてみると自分含めて7人ぐらいが参加していて、ワイワイ感があり良かった。

コンテンツの感想:

  • VISAカードの裏側と “手が掛かる” 決済システムの育て方
    • VISAカードのイシュアーは加盟店のゆるふわ電文と戦う必要があるという話。短いスライドと喋りの分かりやすさがすごすぎて納得のベストトーク選出だった
  • My Favorite Protocol: Idempotency-Key Header
    • Idempotency-Key Headerの話はそれ自体多少知ってはいたけど、プロダクトに組み込んでいてこれぐらいの重複を防げたという実例があったのが貴重だった。スマートバンクさんは最近気になる企業。発表者とは話せなかったけど懇親会で少しだけ堀井さんと話ができた
  • 関数型プログラミングと型システムのメンタルモデル
  • 変更容易性と理解容易性を支える自動テスト
    • 自動テストをすれば偉い時代は終わり、自動テストの信頼性とメンテを真剣に考える必要があるという話。よりブレが少ないテストの分類としてsmall/medium/largeがあり、コスパを良くするためにテストダブルを使うという整理がよかった
  • PerlでつくるフルスクラッチWebAuthn/パスキー認証
    • 発表者のマコピーさんとは前夜祭の二次会でたまたま喋って、初対面で無邪気にPerlってどこがいいんですか?と訊いたら色々教えてくれて、bless 関数、独特のcontextという概念、Rubyが参考にした機能、Dan Kogaiさんの功績などを聴いたのを覚えている。面白くてめちゃいい人だった…!ちなみに翌日のLTで登場した「コンテキストが大事」というPerlギャグで笑うことができてよかった
    • セッションの内容は、Webauthnのクライアントとサーバーをライブコーディングするやつで、全然忘れてたけど自分も以前勉強のためにクライアントは書いたような気がするのを思い出した。ちゃんと原典をあたって整理し直したいなと思った。あとCopilotを活用したライブコーディングに新規性を感じた
  • 平成座談会
    • インターネットなどの話をしていて、会場全体が同じ空気感で進行する心地よさがあった。公開収録的な感じ
  • とほほさんのキーノート
    • ぶっちゃけとほほさんの入門にめちゃくちゃお世話になったわけではないけど、オフラインで話を聞けるのはさすがに貴重な機会だった。本業のレベルがかなり高かったり、今でもプログラミング言語に限らず学び続けてリファレンスを作っているのはバイタリティがすごすぎる。継続の秘訣は「好きだから」と言っていたけど、個人的には「好きを増やす才能」なのかなと思った。技術は螺旋なので参考にしたい生き方だと思った。Long LTSがほしいみたいな話はそもそもそんな発想がなかったので面白かった
  • 懇親会
    • 楽しすぎて一瞬で終わってしまった!
    • 前職同僚のsosukeと久しぶりに会ったり、前前職の同僚とも会った。インターネットでは観測していたsyumaiさんと会ったり他にも一方的に知っている人や知り合いの知り合いなどわりといろんな人と話せてよかった

初参加でも受け入れてくれる懐の深いカンファレンスだったという感想。とはいえ未知のコミュニティではあったのでLTでも応募して登壇したほうが良かったなと思った。登壇することで旅費を回収するスタイルが良さそう。 座談会ではオンラインのイベントが結局つらいみたい話があった。これについては自分もかなり感じているところだったので、熟練のオーガナイザー側もそうなんだなと学びになった。オフラインのイベントはそれはそれで大変だけど得られるものも多いし今後も参加できるといいなぁ

ブログを書くまでが〇〇というフレーズはYAPCが初出なのは初めて知った。941さんが言ってた気がする。ということで初参加したYAPCはこれにておしまいです。関係者のみなさま、ありがとうございました!!

以降は広島の思い出

飛行機内に忘れ物をした

3月に福岡に行った。3月は国内線が軒並み高騰しているらしく、今回初めてMCCのスターフライヤーに乗った (LCCには分類されないらしい)。チェックインから機内含め体験はかなり良かったのでまた使うと思う。

旅はよかったのだが、帰りでAirPods Proのケースを紛失した。初めての機内忘れ物だった。忘れ物は少ない自信があったが、慣れない環境かつ、ケースとの接続は音楽再生に関係しないので気づくのが遅れてしまった。ググってみると、機内の忘れ物問い合わせは電話しか手段がなく、電話したくなさすぎて一週間が経った。やっとの思いで電話してみると、すぐに繋がった。便や席の情報と、忘れた物を伝えると無事それらしいものが保管されていて、着払いで郵送してくれることになった。かなりあっさりと済んだので良かった。

年末年始2023

年末に退職してまだ有給消化中で、実質無職状態。明日から徐々に社会復帰していく。特に焦ることもなく、休むことを目的に休むような生活をしていて、曜日感覚は失われた。そのなかでもやったことをメモしておく

  • 数年ぶりに(親の)実家に帰った
    • コロナ運搬が怖いので、初めてPCR検査をして陰性を確認した
  • 趣味で作っているWebサービスのメンテ
    • ちょっと機能を足そうとしたらCDKが古すぎたのもありUPDATE_ROLLBACK_FAILEDになって詰み
    • CDKを捨てて、Terraformとlambrollで作り直したら年が明けていた。lambrollはちょうど良い感じだった
    • 初めてDynamoDBの分析をしたところ、Export to S3, Glue crawler, Athenaでサクッとできて良い
  • ぼっち・ざ・ろっく!
    • 久しぶりにアニメにハマった
    • アニメを2周し直した(はまじあき先生の視聴会も見た)
    • ブルーレイを全巻予約した
    • 久々に音泉を課金してぼっち・ざ・らじお!を聞ける分全部聞いた
    • インテリアになっていたギターを練習し始めた
    • アンプを買った
  • このあたりの本を読んだ
    • Production Ready GraphQL
    • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 (Modern Software Engineering)
    • プロを目指す人のためのTypeScript入門
    • 限りある時間の使い方
    • 人を選ぶ技術
    • HIGH OUTPUT MANAGER
  • スプラトゥーン3
    • サーモンランで全ステージ野良カンストをした
    • 環境が嫌なのでXマッチは全然やっていない
  • Twitter
    • Blue課金した。Top ArticlesとかExtrasとか個人的には全然便利になっている、が広告とTopicsは100%消してほしい
    • 凍結すると課金が止められないみたいな噂をみたのでRevolutで専用クレカを払い出しておいた

体調不良

ワクチン4回目打って副反応収まった直後に飲み会が重なっていたせいか、体調を崩した。なんとか週末で回復させるべく以下をやった

  • 遅く起きる
  • 部屋を掃除する
  • 1時間歩く
  • 和食を食べる
  • 湯船に浸かる
  • 眠気が来るまでラノベを読む
  • 腹が減って寝れないので仕方なく食べる

推しのインスタを見てたら「秋花粉」に苦しんでいると書いてあり、そういうのもあるらしい。春の花粉シーズンではまだ大丈夫だと思っていたが……

  • SAOの映画を見た
    • やっぱデスゲームの緊張感があるアインクラッドが一番好き、映画毎回見るので定期的にずっとやってほしい
  • Kindle Paperwhiteを買った
    • やや衝動的。Kindle対応した活字は最高だけどPDFは文字が小さすぎるし画像はページめくりの切り替え違和感がすごい
  • 負けイン4巻読んだ
    • 意外性のある回で良かった。前半と後半の対比も美しかった

首が痛くなった

ある日起きると首が痛かった。前日は変わったことをしていない。首というか肩というか背中というかが痛い。寝違えたのだろうと静観した。

3日後もまだ痛く、さらに痛みで首の可動域が狭まっていることに気づいた。特に上下を向く動作が難しく、うがいをしたり髪を洗うときに支障があった。痛みは持続的でもあり、普通に座ったり立っている場合も感じて、ストレスがある。某症状検索エンジンで調べてみると「五十肩」だった(かなしい)。首をやらかすと人生が厳しくなるイメージがあったのでここで危機感が出てきた。

その翌日、まだ痛みがあったため近所の整形外科を訪れた。子供の頃の経験からか整形外科ってなんとなく怖いイメージがある。予想通りヘルニアを疑う問診があったが、しびれは全く無いのであった。レントゲンの結果をみると、ストレートネック傾向はあるものの異常なし、とのことだった。デスクワークの人は急に痛み出すこともある、と説明され痛み止めを処方してもらったものの、あまり納得できる結果ではなかった。そんなとき同僚に「肩甲骨」「姿勢性症候群」というキーワードを教えてもらった。調べてみると「筋膜性疼痛症候群」に行き着いた。どうやら特に日本ではこの疾患を診断するのは難しく、いわゆる「治らない肩こり」とかそういう扱いになるらしい。要は筋膜に異常がある。近年巷で聞く「筋膜リリース」にすぐ繋がった。東洋医学では鍼治療による実績があるらしく、実際同僚も鍼で良くなったらしい。たしかに筋膜を正常にするために鍼で刺激するのは理にかなう気がする。一方、西洋医学では生理食塩水を注射したりするらしい。まあとにかく老化という感じがしており厳しい。

Webで調べた限り、結構遠くのクリニックまで行けば診断と治療が受けられそうに思えたが、現状非常に困っているわけではないので、とりあえず自力でストレッチなどをすることにした。タオルを使った肩甲骨はがしを見よう見まねでやっただけでも痛みは軽減した。筋膜リリースというやつが実際に効果があるか実験してみたくなったので、マッサージボールを買って肩甲骨の間においてグリグリした。するとかなり良くなった気がした。筋膜は全身繋がっているため、痛む箇所が痛みのトリガーと一致しないこともあるらしいが、とりあえず肩甲骨付近で試した。

それから3日ぐらい経って、日常で痛むことはなくなった。しかしなんか肩が凝ってるような気もする。

『映画を早送りで見る人たち』を読んだ

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筆者は一貫して、映画を早送りで見る人たちへの嫌悪感を示しつつも、きちんと若者に向き合い本質を探り、時代変化が背景であると主張している。少し先の未来では真に当たり前になっているとも。

筆者の主張はほとんど納得できるもので、アニメやYouTubeの倍速視聴や話数飛ばしはあり得る、というのが自分の立場。各種プラットフォームで倍速視聴が実装された頃は、倍速視聴は主に声優の演技への冒涜であると硬派な立場を取っていたが、今ではdアニメストアで1.25~1.5倍で視聴するのが普通になった。理由は本で述べられている通りで、コンテンツ過多と可処分時間の奪い合いの結果。ただ筆者と同じで、映画を倍速で見ようと思ったことは一回もなかった。しかし家で視聴すると集中力が持たないので、ながら視聴や一時停止して翌日続きを見ることはやっている。映画が2時間であり続けているのは実は時代錯誤かもしれない、はそうかもと思いつつ僕の一番好きなインターステラーは2時間49分の大作で、毎回見入るので長いとは感じない。面白い映画は3時間でも良い。

最近気をつけていることとして、「リアタイ」がある。近年、コロナ禍が後押しとなり声優ライブやイベントは同時配信とアーカイブ配信が当たり前になった。イベ被りや物理的に無理な場合に、配信を見ることができるのは非常に助かる。しかし気づいたのは、アーカイブは結局見ないか飛ばし飛ばし見て終わる頻度が高いことだ。アーカイブになった瞬間に、可処分時間の奪い合いに参戦することになり、後で見よう→結局見ないが多すぎる。なので真剣なコンテンツはリアタイしたほうが良い。そのほうがエンタメ密度が高い。なお現地参戦信者としては同時配信より現地のほうがいい、チケットがあれば。映画も同じで、放映中の作品は映画館で鑑賞したほうが感動の密度が高くなる。こう書いてみるとやはりアマチュアの映像音楽鑑賞環境とプロの映像音楽鑑賞環境では埋められない溝がまだまだある。ライブに関しては周囲の客とのグルーブや一体感も。メタバースといえど現地体験に追いつくにはまだまだ技術の発展が必要だと思う。

Raftというゲームをここ一週間ぐらいプレイしていた。最近ついにバージョン1.0になって日本語化対応もされた。

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突然いかだの上から始まってサバイバルしていくやつ。マイクラ好きな人には薦められると思う。マイクラと違うのはきちんと世界観とストーリーがあること。一方でマイクラ並の自由度は無いので、マイクラよりは沼は深くない。ストーリーが結構面白くてついつい熱中してしまった。